「さいちゅう」ではなくて「もなか」。つい「さいちゅう」と読みたくなってしまう字面だけど「モナカ」と書くとこれはアイスモナカっぽいし、やはり「最中」表記でいくとする。
あまり「最中が好き!」という人に会ったことがない。
実母はあまり好まない、と言っていたような気がするし、義母はやたらと進物に最中を贈っていたので好きなのかと聞くと「いや別に」。
私は餡子が好きなので最中もあれば食べるが積極的に選ぶことはほとんどない。でも嫌いじゃない。位置づけがどうも中途半端なのである。
先日、地元のちょっと良いめのものを置いているスーパーで県内の和菓子屋さんが作る羊羹を買ったところ、これが甘さ控えめでなかなか美味しい。そしてその和菓子屋さんの名物がどうやら最中らしいので、初めて積極的に最中を買って食べてみたら、やや、これは美味しいではないか!
皮のパリパリ感といい、羊羹と同じ上品な甘さのあんこといい、皮の素敵なデザインといい、とても良い。今後は積極的に買いたいと思った初めての最中かもしれない。
こちらのお店の最中なんだけど、いつか訪れてみたい末廣堂さん。明治33年創業だそうな。
そういえば、金魚すくいを最中でやるバージョンがあるらしいがまだ見たことがない。紙のポイより難易度高そうだな。