第三コーナー回ったあたり

日記とエッセイ。頭の中を掘り返すための。時々短歌。

私のブログ遍歴と特売生活。特売生活といえば雷波少年。

昔、雷波少年といういわくつきの番組で「鮒子のViva☆特売」という「人は特売だけで生きていけるのか」をテーマにした企画があった。電波(でんぱ)じゃなくて雷波(らいは)の方ね。
今でもhuluで見られるようだけど、この企画は90年代の終わり頃か2000年代の初めぐらいだったと思う。

www.hulu.jp

どうもこの特売で生活する、という概念が当時の私にはとても印象的だったらしい。何しろその頃の私はこれまでの人生でいちばんハードモードだった。あまりに音沙汰がなさ過ぎて学生時代の友から定期的に生存確認が入るぐらいだったので、特売の時間に買い物など夢のまた夢。特売は「憧れ」だった。


そして月日が流れ寿退職した私は、めでたく特売生活を送ることとなる。夢の特売!
新婚当初は専業主婦だったのであまりにヒマだったのだ。しかも退職して収入を生みだせないからには節約するしかないではないか、という謎の使命感に燃えていた。
そしてあまりにヒマだったついでに「特売生活」というブログを今は亡きYahoo!ブログで書いていた。もう20年近く前のことだ。
文章を書きたい欲求を満たしてくれていたのもこのブログで、そもそも自分は文章を書くのが好きなのだ、ということを自覚したのもこの頃だったように思う。
読み返してみるとなかなか面白く、底値情報なども網羅されており、2~3日に一度という結構なハイペースで更新していた。が、1年足らずで止めてしまっていて、その数か月後にこれまた懐かしい、私にとっての元祖SNSであるmixiを始めている。
こちらはただの日記。自分で言うのも何だがこれもなかなか面白い。そしてSNSを通じての交流を楽しんでいた形跡も残っており(若干黒歴史感もあるが)遠い日の想い出、といった趣である。
そしてたぶんこのころには特売にも飽きてしまっていたのだろう。特売巡りは当時の私には憧れや物珍しさもあって、つまり一過性の熱だった。
雷波少年の鮒子さんはママチャリで大爆走しながらの特売巡りでそこもまた見ごたえがあった。対して私はしょせん車での特売巡りだったから、ガソリン代を考えるとさほど節約にはなっていなくてアホらしくなった、というのもある。


いずれにしても、また日記というか随筆というか、とにかく散文を書きたくなったのでこのブログを始めることにした。SNSもひと通り経験してまたブログという場に戻ってきたのだけれど、飽きっぽい私のこと。さてどうなるかな?